奈良・東大寺の大仏は、座った姿で高さ14.98m(1,498cm)あります。立っている像ではなく、座っている状態だけで約15mという大きさです。東大寺の公式案内に記載された数値で、顔や耳、手なども人の体とは桁違いの大きさです。
「高さは台座を含むの?」「鎌倉の大仏とどちらが大きい?」と気になる場合も、何を測った数字か分けると整理しやすくなります。
奈良の大仏の大きさは高さ14.98メートル
東大寺大仏殿に安置されている大仏の正式名称は盧舎那仏(るしゃなぶつ)です。東大寺公式の「大仏殿」ページでは、尊像の像高14.98mと案内されています。
| 測る部分 | 大きさ | 出典 |
|---|---|---|
| 大仏の像高 | 14.98m | 東大寺公式 |
| 目の長さ | 1.02m | 東大寺公式 |
| 耳の長さ | 2.54m | 東大寺公式 |
| 鼻の高さ | 0.50m | 東大寺公式 |
| 台座の高さ | 約3.05m | 東大寺公式 |
表の「像高14.98m」は大仏そのものの寸法です。台座を含めた全体の高さと混同しないのがポイントです。なお、台座の高さを単純に足した数値を「地面からの正確な高さ」とはしていません。台座や設置位置には測定上の区別があるためです。
参照:東大寺公式・大仏殿
顔・手・足はどのくらい大きい?
像全体の14.98mという数字だけでは実感しにくいかもしれません。奈良市観光協会の寸法一覧では、目の長さ102cm、耳の長さ254cm、手のひらの長さ148cm、中指の長さ108cm、左足の長さ374cmと案内されています。
たとえば、耳の長さ2.54mは一般的な大人の身長を超える大きさです。目だけでも約1mあると考えると、座像全体のスケールをイメージしやすくなります。
なお、顔の長さについては、東大寺公式ページが5.33m、奈良市観光協会の一覧が4.13mと、資料によって異なる値を掲載しています。測る範囲や表記の違いをこちらで確定できないため、本記事ではどちらか一方を唯一の正解として扱いません。
参照:奈良市観光協会・大仏さまの全て/東大寺公式・よくある質問
鎌倉の大仏と比べるとどちらが大きい?
像そのものの高さを比べると、奈良の大仏の方が約3.67m高いです。奈良の大仏が14.98m、鎌倉・高徳院の大仏は鎌倉市観光協会の案内で11.31mとされています。
| 比較 | 奈良の大仏(東大寺) | 鎌倉の大仏(高徳院) |
|---|---|---|
| 像高 | 14.98m | 11.31m |
| 高さの差 | 奈良の大仏が約3.67m高い | |
| 現在の安置場所 | 大仏殿の内部 | 屋外 |
比較するときは、奈良の大仏の「像高」と鎌倉の大仏の「台座を含む高さ13.35m」を混ぜないようにしましょう。両方とも像そのものの高さでそろえると違いが分かります。
鎌倉大仏は屋外に座っている一方、奈良の大仏は巨大な大仏殿の中に安置されています。そのため、写真で受ける印象は高さの数値だけでは決まりません。
奈良の大仏は何トンある?重さの数値に注意
奈良の大仏の重さは「約250トン」などと紹介されることがあります。ただし、今回確認した東大寺公式の大仏殿案内とFAQでは、像全体の重量を統一した数値として確認できませんでした。
そのため、重量については確実な公式値として断定しません。台座まで含むのか、像本体だけを指すのかでも扱いが変わるため、数字を引用する場合は元資料の測定対象を確認する必要があります。
大仏が造られたのはいつ?現在の姿は当時のまま?
東大寺公式の年表によると、大仏の工事は745年に始まり、本体の鋳造は749年に完了しました。752年4月9日には開眼供養会が行われています。
その後、大仏と大仏殿は戦火などの被害を受け、修復・再建を経て現在に至ります。現在目にする大仏を「752年当時の姿が一切変わらず残ったもの」と考えるのは正確ではありません。
創建時の寸法を記した資料と現在の実測・案内値が異なることもあるため、訪問前に大きさを知りたい場合は現在の東大寺公式の像高14.98mを使うと分かりやすいでしょう。
参照:東大寺公式・建立年についてのFAQ/奈良市・世界遺産 東大寺
実物の大きさを確かめに行くときのポイント
大仏は東大寺の大仏殿の中にあります。境内に着いても、無料で入れる場所から大仏の全身をそのまま見られるわけではなく、大仏殿の有料拝観エリアに入ります。
東大寺公式が案内している大仏殿の拝観時間は、4〜10月が7:30〜17:30、11〜3月が8:00〜17:00です。大人(大学生以上)の個人入堂料は800円と案内されています。行事により変更される場合があるため、直前に東大寺公式・拝観時間と拝観料をご確認ください。
車で向かう場合は、駅からのアクセスや駐車場の位置も先に調べておくと、現地で慌てずに済みます。駐車場所の選び方は、同じブログの東大寺に駐車場はある?近い駐車場・料金・混雑時の停め方で整理しています。
大仏を見た後に境内を歩くなら、東大寺のお水取りの日程と見学時の注意点も参考になります。ただし、通常の大仏殿拝観と、二月堂で行われる修二会の見学は別のものです。
まとめ
奈良の大仏の像高は14.98m。座った姿だけで約15mあり、目は約1m、耳は約2.5mという大きさです。
鎌倉の大仏(像高11.31m)より約3.67m高く、現在は東大寺の大仏殿の中で拝観できます。台座込みの寸法や資料によって異なる部位の測定値は混同せず、東大寺の公式情報を基準に確認すると安心です。

