川や河口でうなぎを釣ってみたいけれど、「ミミズを使う仕掛けはどう作る?」「オモリは何号?」「いつ投げればいい?」「釣ったうなぎは持ち帰って大丈夫?」と迷っていませんか。
結論からいうと、ミミズでうなぎを狙うなら、道糸へ中通しオモリまたはオモリ付きのシンプルなぶっ込み仕掛けを付け、その先のハリへ太めのミミズをしっかり刺し、底で待つ方法が初心者にも分かりやすいです。
うなぎは川底や障害物周辺を動きながらエサを探すため、仕掛けを底へ置けるぶっ込み釣りと相性があります。
ミミズは入手しやすく、匂いと動きがあり、淡水域で使いやすい定番エサです。
ただし、うなぎの採捕ルールは全国一律ではありません。
水産庁は、内水面の漁業権対象魚種では漁協の遊漁規則により制限が設けられると説明しており、都道府県によってはうなぎの全長制限や採捕禁止期間も定められています。
この記事では、ミミズを使ったうなぎのぶっ込み仕掛け、針・オモリ・竿・エサの付け方、ポイント、時間帯、アタリ、取り込み、地域ルールまで初心者向けに解説します。
この記事でわかること
- ミミズでうなぎを釣る基本仕掛け
- ミミズを外れにくく付ける方法
- 狙いやすい時間帯とポイント
- 釣行前に確認したい遊漁規則・サイズ・禁漁期
うなぎ釣りはシンプルな「ぶっ込み仕掛け」で始めやすい
難しいウキ調整やルアー操作をせず、エサを底へ置いて待てるのがぶっ込み釣りです。
道糸・オモリ・ハリス・うなぎ針の基本構成で狙える
リールから出した道糸へ中通しオモリを通し、サルカンを介してハリスとうなぎ針を結ぶ形が分かりやすいです。
固定オモリの簡易投げ仕掛けでも狙えますが、中通し式なら魚がエサをくわえたときにオモリの抵抗を感じにくくできます。
仕掛けが複雑になるほど夜間の絡みも増えるため、初心者は1本針から始めると扱いやすいです。
オモリは「底で止まる最小限の重さ」にする
うなぎは底を狙うため、仕掛けが流され続けると狙った場所へ置けません。
流れが弱ければ軽く、河川の流心なら重くする
オモリは水深、潮、川の流れによって必要な重さが変わります。
SHIMANOの投げ釣り解説でも、重いオモリほど流されにくい一方、魚が食ったときの違和感が増えることがあると説明されています。
まず仕掛けが底で安定する重さを使い、必要以上に重くしないことを基本にしてください。
針はうなぎ針・丸セイゴ系などエサを保持しやすい形が便利
ミミズを付ける場合は、針先だけでなく軸の長さも重要です。
太いミミズを付けても針先が出るサイズを選ぶ
うなぎ針や丸セイゴ系の針は、ミミズや身エサを付けやすく、ぶっ込み釣りで使いやすい形です。
DAIWAも針選びでは、対象魚がエサをどう食べるかに合わせて針の形や軸長を選ぶことが重要と説明しています。
地域や釣れるうなぎの大きさによって適正サイズが変わるため、現地の釣具店で実績のある号数を聞くと失敗しにくいです。
ミミズは太く元気なものを選ぶ
小さく切れたミミズでも釣れることはありますが、アピール力を出したいなら太い個体が扱いやすいです。
ドバミミズなど大きめのミミズは針持ちと存在感がある
雨上がりの庭や落ち葉の下で見つかる大型のミミズは、うなぎ釣りでよく使われます。
市販のミミズを使う場合も、できるだけ元気で太いものを選び、乾燥させないよう容器で保管します。
採取する場合は私有地へ無断で入らず、農薬や薬剤が使われた場所のものは避けてください。
ミミズは通し刺しで外れにくくする
投げた瞬間にエサが外れると、待っていても魚は釣れません。
頭側から数回縫うように刺し、針先を少し出す
DAIWAの渓流釣り解説でも、ミミズの付け方として通し刺しが紹介されています。
うなぎ釣りでも、ミミズの太い部分へ針を入れ、軸に沿って数回通し、先端を少し垂らすと動きと針持ちを両立しやすくなります。
針先を完全にミミズで覆い隠すより、最後は少し出しておく方が掛かりを妨げにくいです。
ミミズを長く垂らしすぎない
大きなミミズを丸ごと付けると強くアピールできますが、長すぎるとエサだけ引っ張られることがあります。
食い逃げが多いときは垂らす長さを短くする
竿先が何度も動くのに掛からない場合は、小魚やカニなどがミミズの端をつついている可能性があります。
その場合はミミズを少し短くし、針の近くへエサをまとめます。
逆に反応が少ないときは一本掛けや房掛けで匂いと動きを強くするなど、状況に合わせて調整してください。
ぶっ込み仕掛けの基本例
道糸
↓
中通しオモリ
↓
ビーズ
↓
サルカン
↓
ハリス
↓
うなぎ針+ミミズ
結び目を守るビーズを入れるとオモリの衝撃を減らせる
中通しオモリが直接サルカンの結び目へ当たると、繰り返しの衝撃で傷むことがあります。
間へクッションになるビーズを入れると結束部を守りやすくなります。
最初は市販のうなぎ仕掛けや1本針の投げ仕掛けを使い、構造を覚えてから自作する方法でも十分です。
竿は専用品でなくても始められる
うなぎ専用ロッドを持っていなくても、オモリを投げられる竿なら使える場合があります。
投げ竿・シーバスロッド・強めの万能竿などを流れで選ぶ
近距離の川なら短めの竿でも狙えますが、重いオモリを使う場合は竿の適合負荷を確認してください。
うなぎは障害物へ潜り込むことがあるため、極端に柔らかい竿よりある程度主導権を取れる強さが安心です。
複数本を出す場合は、竿立てを使って竿が水中へ持ち込まれないよう固定します。
リールは中型スピニングで十分
一般的な河川や河口なら大型リールは必須ではありません。
ラインを十分巻け、ドラグが安定するものを使う
ナイロンラインは扱いやすく、根ズレにも比較的強いため初心者向きです。
PEを使う場合は感度と遠投性がありますが、擦れ対策としてリーダーを付ける方が安心です。
夜釣りではライン絡みを直しにくいので、最初はトラブルの少ない太さを優先してください。
狙う場所は「底+障害物」を意識する
うなぎは開けた水面だけでなく、身を隠せる場所の近くを利用します。
石積み・橋脚・護岸際・流れ込み・深みの周辺を探る
川岸の石、テトラ、護岸の隙間、橋脚周辺、水路の合流部などはエサとなる生き物も集まりやすいポイントです。
ただし障害物へ近づけすぎると根掛かりが増えるので、少し手前へ仕掛けを置くと回収しやすくなります。
一か所で反応がなければ距離や方向を変え、底の変化を探ってください。
雨後の濁りは狙い目になることがある
うなぎは濁りのある状況で活発に動くことがあります。
ただし増水・急流時は釣果より安全を優先する
雨の後に濁りが入り、川の流量が少し増えたタイミングはミミズも流れ込みやすく、エサを探すうなぎが動くことがあります。
一方で、増水した川は岸が崩れたり流れが急変したりする危険があります。
警報や増水情報が出ているときは釣行せず、足元が安定した安全な場所だけを選んでください。
時間帯は夕方から夜が狙いやすい
うなぎ釣りは日中より暗い時間帯に行われることが多い釣りです。
日没前に仕掛けを準備し暗くなる頃から待つ
暗くなってから仕掛けを組むと針やラインのトラブルが増えるため、明るいうちに釣り座を決めて準備します。
夕まずめから数時間を一つの目安にし、アタリが出る時間帯を探してください。
夜間はヘッドライトを常時携帯し、川へ落ちない位置へ荷物と竿立てを配置します。
アタリはすぐに強く合わせない
うなぎはミミズをくわえて移動しながら飲み込むことがあります。
竿先が継続して動き重みが乗ってから巻く
一度だけ竿先が震えた段階で強く合わせると、エサだけ抜ける場合があります。
小さな前アタリの後、竿先が連続して引かれる、糸がゆっくり張るなどの変化を見てから竿を手に取ります。
根掛かりが多い場所では待ちすぎると障害物へ入られるため、ポイントに合わせて判断してください。
掛かったら一定の速度で障害物から離す
うなぎは掛かると体をくねらせ、ラインへ巻き付くことがあります。
強引にあおらずテンションを保って寄せる
魚の重みを感じたら竿を立て、ラインを緩めないよう一定速度で巻きます。
手前に石や草がある場合は、潜り込まれる前に少し強めに寄せる必要があります。
取り込み後はラインとハリスへうなぎが絡むことが多いので、予備仕掛けを複数用意しておくと時合いを逃しにくいです。
うなぎは素手でつかみにくい
体表の粘液が多く、手だけで持とうとすると簡単に滑ります。
フィッシュグリップより大型ネットや濡らしたタオルが扱いやすい場面もある
岸へ上げた後は無理に強く握らず、網や容器へ移してから針を外します。
針を深く飲み込んでいる場合は、無理に引き抜いて魚体を傷つけるよりハリスを切る判断も必要です。
リリースする魚は乾いた地面へ長時間置かず、できるだけ素早く水へ戻してください。
ミミズ以外のエサも使える
うなぎ釣りではミミズが便利ですが、場所によって有効なエサは変わります。
小魚・エビ・魚の切り身なども候補になる
河口では魚や甲殻類を食べている個体もいるため、現地で取れるベイトに近いエサが効くことがあります。
ただし、他の生物をエサとして採取する行為自体に漁業権や採捕規制が関係する場合があります。
エサを現地調達するときも、その生物を採ってよい場所・方法なのかを確認してください。
うなぎ釣りの基本タックル
| 道具 | 初心者向けの考え方 |
|---|---|
| 竿 | オモリを安全に投げられる投げ竿・万能竿 |
| リール | 中型スピニング |
| 道糸 | 扱いやすいナイロンから始めやすい |
| オモリ | 底で止まる最小限の重さ |
| ハリス | 障害物を考えて十分な強度を確保 |
| 針 | うなぎ針・丸セイゴ系など |
| エサ | 太めで元気なミミズ |
採捕ルールは地域ごとに必ず確認する
うなぎは全国どこでも同じ条件で持ち帰れる魚ではありません。
サイズ制限・禁漁期間・遊漁券の有無が地域で異なる
水産庁は、内水面の漁業権対象魚種について漁協が遊漁規則を定める制度を案内しています。
さらに都道府県の漁業調整規則や内水面漁場管理委員会指示で、うなぎのサイズや採捕期間を制限している地域があります。
たとえば静岡県では全長制限に加え、区域に応じたうなぎの採捕禁止期間が設定されていますが、この数字や期間を他県へそのまま当てはめることはできません。
13cm以下のシラスウナギは別の厳しい規制がある
成魚を狙う釣りと、シラスウナギの採捕はまったく別に考える必要があります。
特定水産動植物に指定されたうなぎ稚魚を一般遊漁で採らない
愛知県などの公式案内では、全長13cm以下のうなぎは特定水産動植物として原則採捕禁止とされています。
一般的なミミズのぶっ込み釣りで狙う成魚とはサイズも採捕制度も異なります。
小型個体が掛かった場合も、釣行地の全長制限を確認し、規定以下なら速やかにリリースしてください。
夜釣りの安全対策を忘れない
うなぎ釣りは暗い時間帯が中心になるため、昼の川釣りとは違う危険があります。
ライフジャケット・ヘッドライト・滑りにくい靴を準備する
護岸の段差、濡れた石、草で隠れた穴は暗闇では見つけにくくなります。
一人で水際へ下りず、同行者へ場所を伝え、増水時は近づかないようにしてください。
道路沿いの河川では車から見える反射材を身につけ、駐車禁止場所や農道を塞がないことも重要です。
初めてのうなぎ釣り手順
- 釣行地の遊漁規則・禁漁期・サイズ制限を確認する
- 日没前に安全な釣り座を決める
- 1本針のぶっ込み仕掛けを用意する
- 太めのミミズを通し刺しする
- 障害物の少し手前へ投入する
- 糸ふけを取り竿立てで待つ
- 継続するアタリが出たら竿を取る
- 一定のテンションで巻き上げる
最初は竿を出しすぎない
うなぎ釣りでは複数本の竿を並べる人もいますが、初心者が夜に3〜4本を管理するとアタリや絡みへの対応が遅れます。
まず1〜2本で仕掛け交換やアタリの見方を覚え、余裕が出てから本数を増やしてください。
竿を増やす場合も、地域の遊漁規則で竿数や針数に制限がないか確認する必要があります。
よくある質問
うなぎはミミズで釣れますか?
はい。ミミズはぶっ込み釣りで使いやすい代表的なエサの一つです。
ミミズはどう付けますか?
太い部分から針へ通し刺しし、数回縫うようにして最後に針先を少し出すと外れにくくなります。
うなぎは何時頃に釣れますか?
夕方から夜に狙われることが多いですが、天候・濁り・水温によって反応は変わります。
釣ったうなぎは持ち帰れますか?
地域ごとに全長制限、禁漁期間、遊漁規則などが異なります。必ず釣行地の最新ルールを確認してください。
公式情報・確認先
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- ミミズのうなぎ釣りはシンプルなぶっ込み仕掛けで始めやすい
- 初心者は1本針の仕掛けが扱いやすい
- オモリは底で止まる最小限の重さにする
- うなぎ針・丸セイゴ系などエサを保持しやすい針を選ぶ
- 太めで元気なミミズはアピールしやすい
- ミミズは通し刺しで針から外れにくくする
- 石積み・橋脚・護岸際・流れ込み周辺を探る
- 夕方から夜は狙いやすいが夜間安全対策が必要
- サイズ制限・禁漁期間・遊漁券の有無は地域で異なる
- シラスウナギの採捕規制と成魚釣りを混同しない
ミミズを使ったうなぎ釣りは、複雑な操作が少なく、初めての人でも挑戦しやすい釣りです。
1本針のぶっ込み仕掛けに太めのミミズを通し刺しし、うなぎが通りそうな底へ置いて夕方から待つだけでも十分チャンスがあります。
大切なのは、重い仕掛けや竿の本数を増やすより、底を取れること、アタリを落ち着いて見ること、安全に夜釣りをすることです。
また、うなぎは地域によってサイズ制限や採捕禁止期間が異なります。
釣行前にその川・河口の最新ルールを確認し、規定を守ったうえでシンプルなミミズ仕掛けから楽しんでください。

